Foomin Paradise (読書ブログ)

経済や歴史、フィクションを中心に読んでいます。500冊までもう少し。

コミック

椎名 軽穂 『君に届け』

陰気な見かけだが頑張り屋の爽子と、爽やかで明るいが奥手な風早が、不器用ながらも互いの気持ちを通わせて行く様子を描いた、北海道の高校を舞台にした恋愛コミック。 しばらく離れている間に日本では大ヒットになって映画化までされているらしく、あまりに…

ヤマザキ マリ 『テルマエ・ロマエ』

漫画家・ヤマザキ氏が、現代日本にタイムスリップしてしまった古代ローマ帝国の浴場技師・ルシウスの活躍を描くコメディー漫画。飛行機の中で観た映画版がけっこう面白かったので、原本も買って読んでみた。 ローマの伝統と誇りを何より大切にするお固い技師…

冨樫 義博 『HUNTER×HUNTER』

連載と休載を繰り返すことで知られる、「少年ジャンプ」掲載の伝説のストーリー漫画。先週発売された2011年35・36合併号で1年ぶりに連載再開、併せて単行本29巻が発売された。 少年ゴンが父親のような一流の「ハンター」になることを目指し旅を続けるストー…

藤巻 忠俊 『黒子のバスケ』

『ONE PIECE』の白ひげ戦争編が終わった今、個人的に今「少年ジャンプ」誌上でもっとも面白いマンガ。 登場人物たちが繰り出す破天荒なプレイの数々は、競技は違えど、同誌で以前連載されていた『テニスの王子様』を彷彿とさせる。気配を消してキラーパスを…

ほし よりこ 『きょうの猫村さん』

職場の同僚の間でブームになっている『きょうの猫村さん』。読んでみると止まらない! 村田家政婦派遣所に登録されている家政婦の「猫村ねこ」は、なぜか猫。緊張すると裏庭のダンボールで爪を研いだり、派遣先のトイレで用を足した後に思わず足で砂をかける…

武田 鉄矢、小山 ゆう 『お~い!竜馬』

世は坂本竜馬ブームである。今クールの大河ドラマ『龍馬伝』も好評を博しているようだ。薩長連合、大政奉還に海援隊。龍馬の残した功績は日本史上に燦然として輝き、司馬遼太郎をして「維新史上の奇跡」と言わしめた。閉塞感を感じるこの時代、多くの日本人…

羽海野 チカ 『3月のライオン』

①本の紹介 『ハチミツとクローバー』の作者が、孤独を抱えた17歳のプロ棋士・桐山零の日常と、近所の川本家三姉妹ら周りの人々との交流を描く。 ②印象に残ったパート 第2巻、不器用な零の生き方が、後輩の野球少年・タカハシ君に共感を得る:「ピンチのとき…

羽海野 チカ 『ハチミツとクローバー』

①本の紹介 恋愛あり、コメディあり、自分探しあり、美大に通う5人の男女が織り成す群像劇。アニメも映画にもなった、押しも押されぬ2000年代の大ヒット・コミック。 ②印象に残ったパート 第6巻、真山がなかなか脱ぎ捨てられない「青春スーツ」。設計事務所の…

満田 拓也 『MAJOR』

①本の紹介 「週刊少年サンデー」最長連載記録更新中、現代野球漫画の金字塔。悲劇のプロ野球選手を父親に持つ少年・茂野吾郎が、リトルや中学・高校、メジャーで活躍していく様子を描き出す。 ②印象に残ったパート 宿敵・ギブソンとの壮絶な投げ合いを終えて…

浦沢 直樹 『20世紀少年/21世紀少年』

『MONSTER』や『PLUTO』で知られる浦沢氏が、自伝的要素も絡めつつ、1970年代に主人公の少年たちが作った「よげんの書」どおりに翻弄される世界と混乱に立ち向かう主人公たちを描いたサスペンス長編。『MONSTER』よりは現実性が薄れ、カリスマ宗教指導者「と…

浦沢 直樹 『MONSTER』

現代漫画界の巨匠・浦沢氏が世に放ったスリラー・サスペンス。西ドイツ・チェコなどを舞台に、かつて命を救った連続殺人鬼・ヨハンのルーツを、日本人の天才外科医・天馬が暴いていく様子を描いた長編。 雑誌掲載時にリアルタイムで読んでいたものの、今回再…

あだち 充 『タッチ』

いわずと知れた1980年代ののベストセラー・コミック。これまでちゃんと読んだことがなかったので、このゴールデンウィークの間に改めて全巻読破。上杉達也・和也兄弟の甲子園への挑戦を、幼なじみの浅倉南をめぐる恋愛模様とともに描きます。 スポーツの才能…

綱本 将也、ツジトモ 『GIANT KILLING』

「サッカー監督マンガ」という新しいジャンルを開拓したに違いない、凄いマンガが出てきました。週末にマンガ喫茶であっという間に全巻読破。 イングランド・FAカップで伝説を作ったJリーグ最年少監督・達海猛が、弱小クラブ「ETU(イースト・トーキョー・…

吉田 秋生 『BANANA FISH』

サリンジャーの小説になぞらえられた謎のドラッグ「バナナフィッシュ」をめぐるサスペンス・コミック。1985年~1994年に「別冊少女コミック」で連載され、1997年に小学館文庫として再度出版。最初に読んだのは大学のサークルの部室でしたが、時間を忘れて一…

鈴木 央 『ライジングインパクト』

2002年まで週間少年ジャンプ誌上で連載された、東北に育った天才少年ゴルファー・ガウェインの成長をたどったマンガ。マンガ喫茶で見つけ、あれよあれよという間に全巻読了。 連載当時も面白いと思って読んでましたが、今回まとめ読みして、全体の構成のうま…

稲垣 理一郎、村田 雄介 『アイシールド21』

連載6周年を迎えた『週刊少年ジャンプ』連載のアメフト漫画。「アメフトのルールを知らなくてもなんとなく分かる」が評判だそうですが 笑、例にもれず自分も最近はまってます。先週末も漫画喫茶で全巻読み直してしまいました。 連載当初は個性的なキャラク…

雁屋 哲、花咲 アキラ 『美味しんぼ』

いわずと知れた日本の「食」漫画の金字塔、『美味しんぼ』。 先日ついに102巻「至高と究極の行方」が発刊され、至高と究極、双方が「相手を喜ばせる朝・昼・夜の膳」をテーマに対決し、ついに海原雄山と山岡士郎が和解します。中川やチヨによって語られる…

森田 まさのり 『ROOKIES』

90年代後半の少年ジャンプ連載時代にリアルタイムで読んでいて、同誌のなかで毎週楽しみにしていたマンガのひとつ。いまどきありえない熱血漢の国語教師・川藤を中心に、不良の掃き溜めとなっていた二子玉川学園高校野球部が、たった2名からの復活、10…

尾田 栄一郎 『ONE PIECE』

突然ですが、自分は漫画っ子です。小学生のときは漫画家になりたかったし、その夢も潰えた?今でもマンガは本当によく読みます。単なるストレス解消のときが多いですが 笑、日常では体験できないマンガの世界観に、想像力を刺激されるときも良くあります。 …