Foomin Paradise (読書ブログ)

経済や歴史、フィクションを中心に読んでいます。500冊までもう少し。

2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

新書マップ編集部編著 『3時間で読める!ビジネス新書900冊』

2004年にスタートしいまや1万冊以上の新書をカバーするWEBサイト「新書マップ」編集部による、ビジネスマン向けの新書ガイド。 前半で石油や地球温暖化といった「旬のテーマを理解するための新書」、後半で企業統治や経済学といった「ビジネスマンにとって重…

臼井 宥文 『ニュー・リッチの世界』

日本の富裕層に特化したマーケティング会社経営で知られる臼井氏の1年半前の著作。日本で台頭してきたニュー・リッチ、新・富裕層の生活と消費性向の実態を、氏の実体験をもとに描く。 本書の中で描かれる富裕層の消費性向の具体例-セキュリティつきの麻布…

本山 美彦 『金融権力 グローバル経済とリスク・ビジネス』

行き過ぎた資本自由主義・投機金融に対する批判で知られる京大名誉教授・本山氏の新著。岩波新書の新赤版。 サブプライムローン問題とは何なのか、現代の金融市場は誰によって動かされているのか、金融の本来の意義は何なのか。今、市場の何がおかしくて、こ…

吉村 昭 『熊嵐』

一昨年に没した大作家・吉村さんが、大正4年に北海道手塩山麓の開拓村を恐怖の渦に巻き込んだ「日本獣害史上最大の惨事」を元に描き、1977年に発表したドキュメンタリー小説。 230ページほどの文庫本で、短時間で読めます。アマゾンの紹介コーナーで…

日本経済新聞社 編 『されど成長』

日本経済新聞の2006年から続いた長期連載「成長を考える」の単行本化。単行本化にあたって、タイトルが『されど成長』となっていることからも分かるように、昨今の格差問題・市場重視の風潮に「疲れた」日本人に経済成長の重要性について改めて認識する…

森田 まさのり 『ROOKIES』

90年代後半の少年ジャンプ連載時代にリアルタイムで読んでいて、同誌のなかで毎週楽しみにしていたマンガのひとつ。いまどきありえない熱血漢の国語教師・川藤を中心に、不良の掃き溜めとなっていた二子玉川学園高校野球部が、たった2名からの復活、10…

中島 孝志 『20代にやっておくべきこと』

単行本の発行は1996年と少々古い本だが、2003年に文庫化されており、タイトルに引かれて先日購 入。若年層のホワイトカラーを取り巻く環境は急速に変化しているとはいえ、この本のエッセンスはまだ まだ生きていると思う。 例によって印象に残ったポイントを…

野村 克也 『野村の「眼」 弱者の戦い』

「ボヤキの達人」として再度注目を集めている野村克也・楽天東北ゴールデンイーグルス監督の新著。50年間にわたる自身の現役、評論家、ヤクルト・阪神・楽天、そしてシダックスの監督生活を通じた野球経験を振り返る自伝形式のエッセイ。 野村監督の本は、…