Foomin Paradise (読書ブログ)

経済や歴史、フィクションを中心に読んでいます。500冊までもう少し。

中島 孝志 『20代にやっておくべきこと』

 単行本の発行は1996年と少々古い本だが、2003年に文庫化されており、タイトルに引かれて先日購
入。若年層のホワイトカラーを取り巻く環境は急速に変化しているとはいえ、この本のエッセンスはまだ
まだ生きていると思う。

 例によって印象に残ったポイントを幾つか。


・20代は、自分の心を動かしてくれる人に一人でも多く出会うこと。これが大切。
 ⇒自分にとっては、NGOインターン時代の上司のAさん、セネガル駐在時代の上司のIさん、といっ
た方々がそれにあたると思う。まさにロールモデル

・小さな体験を大にできるほどの感受性を磨き続けなければならない。
 ⇒まさにそう。今の自分にとみに言い聞かせたいポイントです。

・半径5メートル以内で、社内で師匠を見つけること。手帳の使い方、部下の指導の仕方、上司の使い方
、オフィスを見渡せば、お手本にすべき先輩はたくさん居る。
 ⇒まさにごもっとも。どんな先輩にも、よく見ていると、見習うべき点はたくさんある。イコール、今
の職場にも吸収できることはたくさんあると思う。

・コミュニケーションのコツは、ずばり「頼むこと」。人を動かすスキルは、何者にも変えがたい。

・20代の仕事の基礎は、「ほうれんそう」

・20代の給料の中身は「元気代」と「実務代」
 
・最初の20秒間で人はすべてを判断する。自己紹介はとても大切。

・「アホ」は安心できる人間であることの証。そのためには「謙虚さ」が必要。 
 
・まず社内で顔を売ること!

・外部では「プライベート名刺」がものをいう。


 小一時間でも読める本ですが、改めて「なるほど!」と思わされる箇所がたくさん。お勧めです。あと
は、どれだけ実行できるか、ですな・・・まずは「アホ」になろ。

                               (2006年発行、ワニ文庫)