2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧
小説家の長塚氏が、自身の体験を元に、明治期のある貧農の厳しい暮らしを写実的に描いた小説。 学生時代にいちど読んだことがあるが、先日『日本の農業150年』という本を読んだのがきっかけで、再度読み直してみた。 茨城県は鬼怒川のほとり、文字通り地べた…
元太平洋セメント専務取締役、資源・環境ジャーナリストの谷口氏が、資源を見る上でのポイントや各鉱物資源の特徴、地球環境問題との関係等について概説した本。 冒頭で、資源問題を考える際のポイントを、①資源の枯渇性(掘ればなくなる)、②資源の地政学的…
ジャーナリストの門田氏が、東日本大震災の被害を受けて福島第一原発の吉田所長とそのチームがどう行動したのか、当時の様子を追ったルポルタージュ。 冒頭で断りが入るように、本書は原発の是非について論じるものではなく、「考えられうる最悪の事態の中で…