Foomin Paradise (読書ブログ)

経済や歴史、フィクションを中心に読んでいます。500冊までもう少し。

2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

東京大学教養学部英語部会 編著 『東大英単』

東京大学教養学部の教授陣が280の英単語を選び、豊富な例文・活用例・練習問題とともに収めた英単語帳。日常的に英語に触れる必要のある職業の方や大学生を主な対象として、読み書きのための語彙力を身につけるために編集された本で、冒頭でも「受験参考書で…

白川 正明 『現代の金融政策 理論と実際』

現日本銀行総裁の白川氏が京大教授時代に著した中央銀行の金融政策についてのテキスト。単行本で445ページと分厚さがありますが、各章の記述は明快。 「そもそも中央銀行とは何か」から、今後の中央銀行の役割についての展望まで。これ一冊に目を通せば、金…

ジェラルド・カーティス 『政治と秋刀魚 日本と暮らして45年』

日本の政治・外交、日米関係を専門とするコロンビア大学教授カーティス氏による新著。同氏初の日本語での著作。40年以上に及ぶ日本との関わりを通じて、同氏が日本の政治や外交について考えたことがコンパクトに盛り込まれた単行本。 ある個人や集団が第三者…

長倉 洋海 『フォト・ジャーナリストの眼』

世界の紛争地でシャッターを押し続けるフォト・ジャーナリスト・長倉氏による回想録。戦乱時のエルサルバドルでゲリラとともに行動した経験や、今は亡きアフガニスタン北部同盟のマスード将軍とともに過ごした日々、フィリピン人の出稼ぎ労働者への取材体験…

あだち 充 『タッチ』

いわずと知れた1980年代ののベストセラー・コミック。これまでちゃんと読んだことがなかったので、このゴールデンウィークの間に改めて全巻読破。上杉達也・和也兄弟の甲子園への挑戦を、幼なじみの浅倉南をめぐる恋愛模様とともに描きます。 スポーツの才能…

ヴィカス・スワラップ 『ぼくと1ルピーの神様』

2008年アカデミー賞受賞『スラムドッグ$ミリオネア』の原作小説。インドの外交官スワラップ氏の処女作で、現在までに37カ国語に翻訳されているとのこと。映画を見に行く時間がなかなか取れなさそうなので原作の小説を買って週末に読んでしまいました。さす…

レフ・トルストイ 『人生論』

ロシアが誇る19世紀の文豪・トルストイが、生命や死について彼自身の考えをつづった論文。『戦争と平和』を読み始める前に読破。彼が晩年、人間が持つ理性の力をかたくななまでに信じていたことが分かります。 1.「人間の生命の根本的な矛盾」 トルストイ…