Foomin Paradise (読書ブログ)

経済や歴史、フィクションを中心に読んでいます。500冊までもう少し。

2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

池田 千恵 『「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!』

これも本屋のビジネス本コーナーでぱっと目に入った本。やっぱり本のタイトル・装丁は大事 笑。 「早起きが大事」と言っている本は数あれど、「4時に起きるべし」とまで言っている本はなかなかない。確かに、その時間に起きられれば、出社までたっぷり自分の…

和田 裕美 『人づき合いのレッスン 自分と相手を受け入れる方法』

本屋のビジネス書コーナー、いつもさーっとタイトルを目通ししただけで通り過ぎてしまうのだが、なぜかこの本はぱっと目に入った。グリーン基調のほんわかした装丁もさることながら、そのとき自分がまさに「人付き合い」で悩んでいたからだと思う 笑。 この…

立花 隆、佐藤 優 『ぼくらの頭脳の鍛え方 必読の教養書400冊』

昨年の「文藝春秋」誌上で、立花氏と佐藤氏が互いに「必読の教養書」100冊を披露し合うという企画があった。本のリストもさることながら、対談内容がとても面白く、雑誌にしては珍しくボーダーラインを引きながら読んだのを覚えている。その企画が本になった…

佐藤 優 『外務省ハレンチ物語』

新入職員を省内で手にかける首席事務官や公費を使って家事補助員を囲う公使など、外務省職員の呆れる生態を暴露した一応「フィクション」。帯のキャッチコピーも「個人名除いてほぼ実話」。読んでみると、登場するキャリア外交官の呆れる性癖には思わず失笑…

イシメール・ベア 『A long way gone: Memoirs of a boy soldier』

先日仕事でシエラレオネを訪れた。内戦終結から8年、人々の眼はどことなく憂いを帯びているように見えるものの、首都フリータウンは活気に満ちており、各省庁やドナーの政策にも復興国ならではの勢いが見て取れた。豊かな自然や鉱物資源に恵まれ、今後の急速…

根本 橘夫 『人と接するのがつらい 人間関係の自我心理学』

人間好不調の波はあるもので、自分も「人と接するのがつらい」ときがたまにある。昨年そんな時期に書店で見かけて手にとったのがこの本。なぜ人と接するのがつらいのか、人と楽に接するためにはどうすれば良いのか、心理学の知見とカウンセラーとしての経験…

真山 仁 『ベイジン』

日本の原発プラントメーカーから派遣された主人公・田嶋が、中国大連市の世界最大級原発建設の技術顧問として派遣され、同国共産党の権力闘争や技術力の制約と戦いながら運転開始を目指すエンタテイメント・フィクション。 党中央規律検査委員会から原発運転…

ほし よりこ 『きょうの猫村さん』

職場の同僚の間でブームになっている『きょうの猫村さん』。読んでみると止まらない! 村田家政婦派遣所に登録されている家政婦の「猫村ねこ」は、なぜか猫。緊張すると裏庭のダンボールで爪を研いだり、派遣先のトイレで用を足した後に思わず足で砂をかける…

和田 純夫 『一般教養としての物理学入門』

こないだNewton誌の量子論特集を読んでいて、ふと「そもそも物理学の全体像を知らないなあ」と思って手に取ったのがこの本。和田氏が東大教養学部の文科系学生向けに行っている講義に基づくものだけあって、ニュートン力学から相対性理論、場の量子論まで、…