Foomin Paradise (読書ブログ)

経済や歴史、フィクションを中心に読んでいます。500冊までもう少し。

2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ジェラール・プルニエ 『From Genocide to Continental War』

フランスの歴史家プルニエ氏が、ルワンダのジェノサイドに端を発するアフリカ大湖地域の動乱の推移と展望を論じた本。 同氏は、一連のコンゴ戦争を、冷戦終結に伴う新たなアフリカ史の始まりとして位置づける。それまでアフリカ諸国の戦争は冷戦下のイデオロ…

ジェラール・プルニエ 『The Rwanda Crisis: History of a Genocide』

フランスの歴史家プルニエ氏が、ルワンダのジェノサイド直後の時期に、その背景と経過、その後の展望を分析した本。 ルワンダのジェノサイドについて書かれた本は数多あるが、その中でも本書はその背景と経過をもっとも初期に分析した本。この分野では必読の…

ジェイソン・スターンズ 『Dancing in the Glory of Monsters』

アフリカ大湖地域の専門家であるスターンズ氏が、関係者インタビューや現地取材を通じ、二度にわたったコンゴ戦争の経過を読み解くノンフィクション。 1990年代のコンゴ民主共和国(DRC、旧ザイール)はまさに激動。30年以上に渡り圧政を強いて来たモブツが…