Foomin Paradise (読書ブログ)

経済や歴史、フィクションを中心に読んでいます。500冊までもう少し。

2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

池上 彰 『わかりやすく<伝える>技術』

①本の紹介 「NHKこどもニュース」のキャスターで知られた池上氏によるプレゼン技術向上のためのノウハウ本。 ②印象に残ったパート 聞き手に「地図」を与えることがもっとも重要、と池上氏。新聞やTVニュースでいうところの「リード」。「こういうことがあ…

立花 隆 『ぼくはこんな本を読んできた 立花式読書論、読書術、書斎論』

①本の紹介 旺盛な執筆活動で知られる立花隆氏が、実践的読書のためのアドバイス、自らの書斎をめぐる話題、1992-95にかけての「週刊文春」誌上での書評、を1冊にまとめた。 ②印象に残ったパート 立花氏は、「古典よりも最新レポートの中に拡大集積する知の…

山崎 豊子 『不毛地帯』

①本の紹介 『白い巨塔』や『沈まぬ太陽』などで知られる山崎氏の長編小説。シベリア抑留地や戦後の総合商社を舞台に、旧日本陸軍作戦参謀・壱岐の苛烈な生き様を描く。 ②印象に残ったパート 終戦直後、関東軍に停戦を伝える大本営命令を帯びて壱岐は満州に飛…

羽海野 チカ 『3月のライオン』

①本の紹介 『ハチミツとクローバー』の作者が、孤独を抱えた17歳のプロ棋士・桐山零の日常と、近所の川本家三姉妹ら周りの人々との交流を描く。 ②印象に残ったパート 第2巻、不器用な零の生き方が、後輩の野球少年・タカハシ君に共感を得る:「ピンチのとき…

堤 清二、三浦 展 『無印ニッポン 20世紀消費社会の終焉』

①本の紹介 セゾングループの経営で知られる実業家・堤清二氏とマーケティングアナリストの三浦氏(かつてセゾングループに所属)による、消費の未来や日本の将来についての対談集。 ②印象的に残ったパート 三浦氏は「堤清二最大の功績である『無印良品』のコ…

中村 安希 『インパラの朝 ユーラシア・アフリカ大陸684日』

①本の紹介 アジア・アフリカでの2年間のバックパッカー体験と道中での思索を綴った中村氏のエッセイ。第7回開高健ノンフィクション賞受賞。 ②印象に残ったパート 旅も終わりに近づいたニジェールで、当初のアフリカ渡航の目的「アフリカに行って貧困と向き合…