新書マップ編集部編著 『３時間で読める！ビジネス新書900冊』

　2004年にスタートしいまや1万冊以上の新書をカバーするWEBサイト「新書マップ」編集部による、ビジネスマン向けの新書ガイド。
　前半で石油や地球温暖化といった「旬のテーマを理解するための新書」、後半で企業統治や経済学といった「ビジネスマンにとって重要なテーマに関する新書」を、計900冊、テーマ別に、それぞれタイトルと簡単な概要を紹介しています。

　最近は毎月やたらたくさんの新書が出ますが、書店でタイトルを全て眺めるだけでも時間がかかるし、書棚では出版社・著者別では並んでいるので、自分の関心あるテーマの新書を探そうと思ってもなかなか時間がかかります。その点、この本をパラパラとめくれば、学生やビジネスマンにとってだいたい関心があると思われるテーマのなかで「読む価値あり」と編著者が判断した新書が一目で分かるので、とても便利な本だと思います。（読むのに、タイトルにある「３時間」もかかりません）

　今の自分は、この本で紹介されているテーマのなかでは、「金融システム」「日本の雇用」「知的財産権」「日本の官僚」「日本の経済格差」「プレゼンテーション力」といった項目に主に興味をもっています。
　既に読んだことのある新書も紹介されていたほか、まだチェックしていなかった本は、さっそくアマゾンで幾つか注文してしまいました。

　2008年4月発行なので、石油価格高騰やサブプライムローン危機といった最近の話題にも対応。いつも書店の新書コーナーが気になりつつも通り過ぎている人に、お勧めです。

　それにしても、買ったはいいけど読んでない本が自宅に増えてきました・・何とか読む時間を作らないと　笑。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（光文社ペーパーバックス、2008年4月発行）