Foomin Paradise (読書ブログ)

経済や歴史、フィクションを中心に読んでいます。500冊までもう少し。

スポーツ

西部 謙司 『サッカー バルセロナ戦術アナライズ 最強チームのセオリーを読み解く』

サッカー記者の西部氏が、豊富な図表を使ってFCバルセロナの戦術を解説した単行本。 2011年夏に行われた欧州CL決勝(対マンチェスターU)を見ても、つい先月日本で行われたクラブW杯の決勝戦(対サントス)を見ても、現代サッカーにおいてFCバルセロナが世界…

小宮 良之 『ロスタイムに奇跡を 日本代表選手たちの真実』

スポーツライターの小宮氏による、サッカー日本代表選手たち8名を描いたルポルタージュ。「角川文庫スポーツ部」の第2弾として2011年9月発行。 取り上げられているのは岡崎、本田、長友、森本、大久保、家永、中村俊、長谷部の8選手だが、全体として200ペー…

長友 佑都 『日本男児』

日本代表不動の左サイドバック、所属元のインテルでもレギュラーに定着した感のある長友選手が自身の半生を記したエッセイ。 唐突だが、海外サッカーに詳しくない方はピンとこないかもしれないが、インテルのレギュラーを張るということはとてつもないことで…

小西 慶三 『イチローの流儀』

イチローという選手は現役ながら既に伝説の存在となりつつある。MLB10年連続200本安打を達成した打撃、同じく10年連続ゴールドクラブ賞の堅守、「レーザービーム」とも称される強肩、加えて走塁・盗塁でも高いパフォーマンスを見せる。 本書は、共同通信者の…

杉山 茂樹 『4-2-3-1 サッカーを戦術から理解する』

日本中が熱狂した、サッカーW杯南ア大会日本代表の挑戦が終わった。パラグアイ戦の結果には色々と思うところあれど、国外のW杯で初めてベスト16・PK戦にまでもつれ込むという輝かしい実績を作った選手達をまずは讃えたい。 今大会の日本代表は、大会直前に戦…

山際 淳司 『スローカーブを、もう一球』

①本の紹介 1995年に惜しまれつつ没した名ノンフィクション作家・山際氏のデビュー作。野球ファンの中ではあまりにも有名な、1979年日本シリーズ最終戦の攻防を描いた「江夏の21球」(「Number」誌創刊号に掲載)を所収。 ②印象に残ったパート 本書には書名と…

野村 克也 『野村の「眼」 弱者の戦い』

「ボヤキの達人」として再度注目を集めている野村克也・楽天東北ゴールデンイーグルス監督の新著。50年間にわたる自身の現役、評論家、ヤクルト・阪神・楽天、そしてシダックスの監督生活を通じた野球経験を振り返る自伝形式のエッセイ。 野村監督の本は、…

松井 秀喜 『不動心』

現代日本最高の長打者・松井秀喜、初の自著エッセイ。まとまった目次があるわけではありませんが、星陵高校での5打席連続敬遠時代から松井を見続けてきた自分にとっては興味深いポイントが多々。以下抜粋。 ・自分の会社や仕事に誇りを持っている人のほうが…