鈴木 央 『ライジングインパクト』

　
　2002年まで週間少年ジャンプ誌上で連載された、東北に育った天才少年ゴルファー・ガウェインの成長をたどったマンガ。マンガ喫茶で見つけ、あれよあれよという間に全巻読了。

　連載当時も面白いと思って読んでましたが、今回まとめ読みして、全体の構成のうまさを改めて感じました。確か連載打ち切りでの終了だったような記憶がありますが・・・、ガウェインら主要人物の「その後」を描いたアフターストーリーが最終巻に盛り込まれていて、物語はきれいに収束します。
　
・ガウェイン：ドライバー400ヤード越え。アルバトロス・ホールインワン連発。「ライジング・インパクト」が見える。
・ランスロット：ガウェインのライバル。パット成功率100％。「シャイニングロード」が見える。
・トリスタン：100ヤード以内のチップイン成功率100％。「フォーリングスター」が見える。
　
　ありえない子どもたちですが　笑、ともかくマンガとしては面白い！　「フォーリング・スター」が何の能力を意味するか分からない方は、ぜひマンガ喫茶で単行本を手にとって見てください。『キャプテン翼』のようにもはやスポーツマンガを超えた域にあるマンガです。あと絵がかわいいです☆

（集英社、2002年17巻で完結。文庫版は10巻、2007年発行。）