紛争・平和構築
東京外国語大教授の伊勢崎氏が、自身の経験をもとに、国連や国際協力ボランティアといった日本人に馴染みの深い国際貢献のあり方を問い直す本。 著者の伊勢崎氏は、インド留学中にスラム住民組織を立ち上げて当局と闘い、その後も大手の国際NGOや国連で紛争…
東京外国語大教授の伊勢崎氏が、東ティモールでPKOを指揮、またシエラレオネやアフガニスタンで武装解除を指揮した経験をもとに、自衛隊による国際貢献のあり方を考える本。 1990年代に入ってから自衛隊の海外派遣に関する議論が高まり、すでにイラクなどで…
内戦下のルワンダで国連PKO部隊司令官を務めたダレール氏が出演したNHK番組「未来への提言」を書籍化したもの。平和構築の分野で多くの実務経験を持つ東京外大教授の伊勢崎氏との対談、同教授による解説も付いている。 ダレール氏は現在、国会議員を務めつつ…
1991年から2002年まで国連難民高等弁務官を務めた緒方氏による在任当時の回顧録。イラク北部、バルカン、アフリカ大湖地域、アフガンの4地域に焦点をあて、人道問題の課題と展望を分析する。 冷戦終結後、世界各地で数多く勃発した人道危機に対応すべく、緒…
フィンランド人ジャーナリストのメリカリオ氏が、2005年合意に至るまでのアチェ和平交渉と、その中で仲介役のアハティサーリ・前フィンランド大統領が果たした役割を描いたノンフィクション。 1976年の創設以来、自由アチェ運動(GAM)は30年近くに渡って独…
国際法と国際機構論を専門とする最上氏が、人道的理由をもって個別国家が武力行使を行う「人道的介入」について、過去の経緯や、現状の論点についてまとめた新書。 個別国家が人道上の理由によって独断で(当事国の同意なしに)他国に軍事介入した事例は、そ…
シエラレオネやアフガニスタンで兵士の武装解除オペレーションを指揮した経験を持つ自称「紛争屋」伊勢崎氏が、自身の経験や、紛争介入・復興支援・開発協力に対する考えをまとめた新書。近年の紛争後地域でのオペレーションで重責を担った当事者による言葉…
第一次・第二次世界大戦やベトナム戦争、イラク戦争などの事例を取り上げながら、ミクロ経済学・マクロ経済学の理論を使って、兵器や軍、テロといった戦争に関する事象を分析する本。 「戦争」と「経済」、最初は嫌悪感を感じましたが、歴史を振り返ってみれ…
国際法の権威・ICUの最上先生による2006年発刊の新書。2004年度「NHK人間講座」のテキストをもとに加筆修正した内容です。 国連安保体制、PKO、国際人道法、人道的介入、ジェノサイド、核。国際社会の安全保障と平和、人権についてのさまざまなトピックが、…