佐高 信 『わたしを変えた百冊の本』
『日本官僚白書』などで知られる評論家・佐高氏が自身の読書遍歴についてつづった本。
佐高さんは大学卒業以来、毎年160冊のペースで本を読み続けていたらしい。1982年に『就職ジャーナル』誌で語られたところによると、「佐高の最大の武器は読書量である」らしい・・・彼の場合、ただ読むのではなく、大学入学時から読んだ本について「読書ノート」をつけているのが一つの特色だ」。
自分も約1年前から初めて今回で119冊目(マンガも入っていますが)。「そんなに負けていないじゃないか」とつい強がってみる 笑。
1.この本に載っていて、読んでみたくなった本
大江健三郎『ヒロシマ・ノート』
会田雄次『アーロン収容所』
小島直記『小説三井物産』
秋元秀雄『小説経団連』
内橋克人『匠の時代』
奥村宏『三菱』
飯田経夫『援助する国される国』
トマス・ペイン『コモン・センス』
ラッセル『西洋哲学史』
ロマン・ロラン『ジャン・クリストフ』
シェイクスピア『ジュリアス・シーザー』
ガルブレイス『ゆたかな社会』
佐橋滋『異色官僚』
林達夫・久野収『思想のドラマトゥルギー』
会田雄次『アーロン収容所』
小島直記『小説三井物産』
秋元秀雄『小説経団連』
内橋克人『匠の時代』
奥村宏『三菱』
飯田経夫『援助する国される国』
トマス・ペイン『コモン・センス』
ラッセル『西洋哲学史』
ロマン・ロラン『ジャン・クリストフ』
シェイクスピア『ジュリアス・シーザー』
ガルブレイス『ゆたかな社会』
佐橋滋『異色官僚』
林達夫・久野収『思想のドラマトゥルギー』
3.印象に残ったパート
佐高氏、「はじめに」で:
「学問や思想がヒモノとなることを私は嫌う。それではナマモノの現実にメスを入れることができないからである」
「学問や思想がヒモノとなることを私は嫌う。それではナマモノの現実にメスを入れることができないからである」
『ルワンダ中央銀行総裁日記』の服部氏、同書の書評を取り上げて:
「『服部という男は、アフリカ人だろうがなんだろうが、根気よく相手にわかるように説明すれば必ず理解してもらえるということを信じてやったんだ』という、この一行はぼくはいちばん日本の人にも伝えたかったんです。つまり、合理性は普遍だということなんです」
「『服部という男は、アフリカ人だろうがなんだろうが、根気よく相手にわかるように説明すれば必ず理解してもらえるということを信じてやったんだ』という、この一行はぼくはいちばん日本の人にも伝えたかったんです。つまり、合理性は普遍だということなんです」
(2005年、講談社文庫)