Foomin Paradise (読書ブログ)

経済や歴史、フィクションを中心に読んでいます。500冊までもう少し。

2009-12-29から1日間の記事一覧

絵所 秀紀 『開発の政治経済学』

①本の紹介 構造主義→新古典派→新制度派ら新しいアプローチ、と開発経済学が戦後誕生間もないころから辿ってきた変遷を丁寧に追った解説書。 ②印象に残ったパート 2ページ目の図「開発経済学の変遷」、本書の概要がざっくりひとつの表にまとめられている。 14…

城山 三郎 『官僚たちの夏』

①本の紹介 1960年代、海外から「Notorious MITI」と揶揄された通産省を舞台に、異色の大物官僚・佐橋滋氏をモデルとした主人公「ミスター通産省」風越と、政策をめぐる政財界との争い、省内人事の攻防を描く。 ②印象に残ったパート 物語の冒頭で、主人公・風…