山田 真哉 『食い逃げされてもバイトは雇うな』 『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い』
「分かりやすい会計本」で有名な山田さんによるベストセラー、上・下巻の新書。会社の先輩から借りて読了。
正直あまり上・下に分けて出版する理由が分からず、「一つにまとめれば良いじゃん!」と思ってしまいましたが 笑、ともかく、この本の狙いである「数字をうまく使いこなすセンス、数字に騙されないセンスを身につける」ことについては読めばおおむね達成されると思います。
正直あまり上・下に分けて出版する理由が分からず、「一つにまとめれば良いじゃん!」と思ってしまいましたが 笑、ともかく、この本の狙いである「数字をうまく使いこなすセンス、数字に騙されないセンスを身につける」ことについては読めばおおむね達成されると思います。
・ビジネス上で数字に慣れるためのコツは?
⇒①数字の言い換え、たとえば「1勝2分け」ではなく「3戦無敗」、
②「キング・オブ・分析」、割り算によってアピールできる数字を作り出す、
③単位変換、たとえば「タウリン1000ミリグラムはタウリン1グラム」
⇒①数字の言い換え、たとえば「1勝2分け」ではなく「3戦無敗」、
②「キング・オブ・分析」、割り算によってアピールできる数字を作り出す、
③単位変換、たとえば「タウリン1000ミリグラムはタウリン1グラム」
・ビジネスから自由を奪う「計画信仰」の功罪。脱却のすべは?
⇒前年の予算に縛られない「ゼロベース予算」、思い切って予算計画を廃止した「脱予算経営」などにより、そもそも計画を立てないのもひとつの手。絶えず変化する社会・市場にあわせてビジネスモデル・収益率を変化させていくことも、ビジネスのひとつの醍醐味。
⇒前年の予算に縛られない「ゼロベース予算」、思い切って予算計画を廃止した「脱予算経営」などにより、そもそも計画を立てないのもひとつの手。絶えず変化する社会・市場にあわせてビジネスモデル・収益率を変化させていくことも、ビジネスのひとつの醍醐味。
会計リテラシー、もっと広く言えば数字リテラシーとでも言えば良いのでしょうか。会計・数字万能主義に警鐘を鳴らしつつも、会計がもつチカラをもっと多くの人に知って欲しい。そんな山田さんの思いを感じました。
前著『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』とあわせてさくっと読める本。ベストセラーゆえに、古本屋でもリーズナブルな値段で入手できると思います。
前著『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』とあわせてさくっと読める本。ベストセラーゆえに、古本屋でもリーズナブルな値段で入手できると思います。
(2007年発行、光文社新書)