ヘンリー・M・ロバート 『Robert's Rules of Order Newly Revised』
最近トーストマスターズクラブ(英語スピーチクラブ、世界中に支部がある)に参加し始めたのですが、自分が所属する支部のボスがスピーチのテーマとして取り上げていた本で、興味を引かれたのでそのままお借りしてしまっています。
あまり聞き慣れない名前の本で、邦訳版も見かけないのですが、平たくいえば、米国におけるいかなる種類のDeliberative Assenmly(審議・討議のための集会)を民主的に進めるための手続き・規則(Parliamentary Procedure)について網羅したマニュアルです。なんと1876年にヘンリー・M・ロバート氏によって初版が発行されて以来、その子孫や近親者によって10回もの改訂が施され、2000年に発行された第10版は分厚さなんと702ページ。
特に米国とカナダでは、立法府以外のAssemblyにおいてはほぼ全てこのマニュアルに沿って議事が行われているほか、いくつかの州議会でも適用されているとのこと。
さすがに702ページ全て詳細には読み込めませんが、ぱっと読み終えた感想は、「さすが民主主義国家アメリカ」。100年以上の実践を積み重ねて築き上げてきた議会運営の規則・細則の細かさ。「ここまでやるか」と思わされます。たとえば以下のような項目がカバーされています。
・動議(Motion)の種類(86種類!)とそれに応じた諸規則
・定足数(Quorum)の定義と諸規則
・投票(Voting)の種類と方法、
・議事録(Minutes)などロジ面における細則、
実際アメリカには、これらの諸規則が議事進行のうえできちんと守られているかどうかチェックする"Parliamentarian"なる職業も存在するとのこと。ううむ。
今まであまり米国の州議会や連邦議会の中継を見たことなかったのですが、本当にこのマニュアルに沿って議事進行がなされているのか、ユーチューブEtc.で確かめてみたいと思います。
あまり聞き慣れない名前の本で、邦訳版も見かけないのですが、平たくいえば、米国におけるいかなる種類のDeliberative Assenmly(審議・討議のための集会)を民主的に進めるための手続き・規則(Parliamentary Procedure)について網羅したマニュアルです。なんと1876年にヘンリー・M・ロバート氏によって初版が発行されて以来、その子孫や近親者によって10回もの改訂が施され、2000年に発行された第10版は分厚さなんと702ページ。
特に米国とカナダでは、立法府以外のAssemblyにおいてはほぼ全てこのマニュアルに沿って議事が行われているほか、いくつかの州議会でも適用されているとのこと。
さすがに702ページ全て詳細には読み込めませんが、ぱっと読み終えた感想は、「さすが民主主義国家アメリカ」。100年以上の実践を積み重ねて築き上げてきた議会運営の規則・細則の細かさ。「ここまでやるか」と思わされます。たとえば以下のような項目がカバーされています。
・動議(Motion)の種類(86種類!)とそれに応じた諸規則
・定足数(Quorum)の定義と諸規則
・投票(Voting)の種類と方法、
・議事録(Minutes)などロジ面における細則、
実際アメリカには、これらの諸規則が議事進行のうえできちんと守られているかどうかチェックする"Parliamentarian"なる職業も存在するとのこと。ううむ。
今まであまり米国の州議会や連邦議会の中継を見たことなかったのですが、本当にこのマニュアルに沿って議事進行がなされているのか、ユーチューブEtc.で確かめてみたいと思います。
(10th Edition, 2000. Perseus Publishing.)